名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

2017年 名護岳 秋季タカの渡り調査 その3

170920アカハラダカmesu
                                               2017年9月20日 アカハラダカ メス
台風18号の影響ですっかり調子が乱され、アカハラダカの渡りが停滞していましたが、
本日再開が確認できました。






170920アカハラダカオス
                                               2017年9月20日 アカハラダカ オス








170920アカハラダカ群れ1
                                               2017年9月20日 アカハラダカ 群れ
最初の大きな群れは山頂より低い高度を羽ばたきながら飛去。
写真は大浦湾を背景に南下する群れ。奥に平島、長島が見えます






170920アカハラダカ群れ2
                                               2017年9月20日 アカハラダカ 群れ
その後辺野古岳手前でタカ柱を作り上昇し南へ滑空していきました。
この群れは280羽でした。






170920クロビタイハリオアマツバメ2
                                           2017年9月20日 クロビタイハリオアマツバメ
本日はまた、日本国内では記録の少ないクロビタイハリオアマツバメ(Hirundapus cochinchinensis)1羽が
ハリオアマツバメ1羽と共に現れました。






170920クロビタイハリオアマツバメ3
                                           2017年9月20日 クロビタイハリオアマツバメ
国内では記録の少ないクロビタイハリオアマツバメですが、
名護岳で比較的確認されており、






170920クロビタイハリオアマツバメ1
                      2017年9月20日 クロビタイハリオアマツバメ
近年は以下の通り毎年確認しています。

2014年 10月14日 1個体
     10月23日 2個体
2015年  11月9日 1個体
2016年  4月2日 1個体
       4月6日 2個体


170920ツミ幼鳥1
                                                   2017年9月20日 ツミ 幼鳥
本日は地付きツミの縄張りにアカハラダカの群れが現れ、幼鳥は苛立っているようで、
盛んに鳴きながら飛んでいました。






170920ツミ幼鳥3
                                                   2017年9月20日 ツミ 幼鳥








170920ツミ幼鳥4
                                                   2017年9月20日 ツミ 幼鳥








170920ツミ幼鳥7
                                                   2017年9月20日 ツミ 幼鳥
よほど虫のいどころが悪かったようで、翼をつぼめ私に向かって3度急降下してきました。







170920アカハラダカ群れ4
                                               2017年9月20日 アカハラダカ 群れ
9時半を過ぎアカハラダカの姿も見えなくなったところで、
そろそろ引き上げようと帰り支度をしていると、頭上に何か気配が。

見上げると、アカハラダカの群れがタカ柱を作って舞っていました。
帰り支度を整えると現れるいつものパターンです。
しまったばかりの双眼鏡取り出し、再びカウントを再開しました。


170920アカハラダカ群れ3
                                               2017年9月20日 アカハラダカ 群れ
昨日の奄美市名瀬原の飛去数が13230羽を記録したので、
大きな群れの出現は予想していましたが、
結局本日のアカハラダカの飛去数は1684羽でした。

名瀬原の飛去数の一割程度にとどまりましたが、
大きな群れが確認できただけでも嬉しいものです。


2017年(Autumn)秋期 名護岳タカの渡り調査記録




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  1. 2017/09/20(水) 18:59:29|
  2. クロビタイハリオアマツバメ
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2017年 名護岳 秋季タカの渡り調査 その2

170911アカハラダカメス
                                               2017年9月11日 アカハラダカ メス
対馬内山峠では27800羽(9月12日現在)、
台湾墾丁では7783羽(9月11日現在)を既に記録していますが、
ここ名護岳では未だ大きな群れは現れず。





170911アカハラダカ幼鳥
                          2017年9月11日 アカハラダカ 幼鳥
ちなみに奄美市名瀬崎原では1羽(9月12日現在)。
一体大きな群れはどこで油を売っているのでしょう?






170911ツミ幼鳥
                                                   2017年9月11日 ツミ 幼鳥
そんな秋のタカの渡りが始まったばかりの名護岳では、
地付きのツミがアカハラダカの姿を見つける度に
その後を追いかけ威嚇に精を出しております。





170911ツミ幼鳥2
                                                   2017年9月11日 ツミ 幼鳥
それにしてもこの幼鳥、目つきがやたら怖いです。







170911ツミ幼鳥3
                                                   2017年9月11日 ツミ 幼鳥








170911ヒメアマツバメ
                                                 2017年9月11日 ヒメアマツバメ
例年だとこの時期既に沢山飛んでいるツバメやアマツバメの仲間も、今年はまだ少なめです。







170911メスアカムラサキ
                                             2017年9月11日 メスアカムラサキ オス
アカハラダカを待っている間、山頂で縄張りを張るメスアカムラサキを観察していると、
縄張りに刺入したリュウキュウツバメを追い払っていました。
鳥に挑むとは、かなりの身の程知らずですね。





170912アカハラダカメス
                                               2017年9月12日 アカハラダカ メス
そして本日9月12日、相変わらずアカハラダカの群れは小さく、
大きな群れの出現の気配は全くありませんでした。






170912ハチクマ1
                                                 2017年9月12日 ハチクマ メス
今日もだめかーと思っていると、久志岳方面にゆっくりと旋回する大きなタカが!
ミサゴかなーと双眼鏡をのぞいていると、徐々にこちらに向かって来ました。
ミサゴにしては翼が細くない! ムムム!これは・・・・ハチクマ!





170912ハチクマ3
                                                 2017年9月12日 ハチクマ メス
前回間近で確認したのが2013年の10月ですから、およそ4年ぶりです。







170912ハチクマ4
                                                 2017年9月12日 ハチクマ メス
換羽中で羽がやや不揃いでしたが、普段ツミやアカハラダカなどの小型猛禽類ばかり眺めている私にとっては
迫力のある大物です。






170912ハチクマ5
                                                 2017年9月12日 ハチクマ メス
そして何と・・・








170912ハチクマ7
                                                 2017年9月12日 ハチクマ オス
ハチクマは2羽だったのです。
こちらのオスの個体は警戒心が強いようで、高い高度を保ちこちらには近づきませんでした。

これらアカハラダカの渡りと行動を共にするハチクマは、大陸で繁殖したグルーップで、
日本で繁殖し、五島列島の福江島から海を渡り大陸を南下するグルーップとは別と考えられ、
南西諸島では出会うことが稀な猛禽類です。



170912ハチクマ8
                             2017年9月12日 月とハチクマ
そして月とのツーショットも・・・かなり距離がありましたが。








170911月とツミ
                               2017年9月11日 月とツミ
ちなみにこちらは前日に撮影した月とツミ。
月が絡むと秋の風情を感じます。


2017年(Autumn)秋期 名護岳タカの渡り調査記録記録










  1. 2017/09/12(火) 18:01:51|
  2. ハチクマ
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2017年 名護岳 秋季タカの渡り調査 その1

170908 ハヤブサ幼鳥
                                                   2017年9月8日 ハヤブサ幼鳥
今年も9月8日よりタカの渡り調査を始めました。
今年は例年と比べ気温が高く、太陽の下での調査は例年以上に覚悟が必要です。

そんなまだまだ夏空の名護岳で最初に現れたのは、写真のハヤブサ幼鳥でした。
調査開始そうそうハヤブサが姿を見せ、出だしは好調かと思われましたが、その後鳥の姿は無く、
ただただ青い空を眺めていると、足に何かが?



170908アオミオカタニシ
                                                 2017年9月8日 アオミオカタニシ
つまんでみると、ちっちゃなアオミオカタニシでした。
殻の薄い若い個体は殻の中がより透けて見えるので、緑色が鮮やかです。

結局その後鳥の姿は無く、翌日9日も空振りでした。





170910アァハラダカオス
                                               2017年9月10日 アカハラダカ オス
そして本日10日、いよいよ本命のアカハラダカ姿を見せました。








170910アァハラダカ幼鳥
                                               2017年9月10日 アカハラダカ 幼鳥
現れたアカハラダカは最初3羽でしたが、







170910アァハラダカ群1
                                                2017年9月10日 アカハラダカ群れ
その後徐々に新たなタカが群れに加わり、







170910アァハラダカ群
                                                2017年9月10日 アカハラダカ群れ
42羽になりました。
その後8羽が飛去し、本日のトータルは50羽でした。

9月10日が初日というのはほぼ例年通りですが、初日に50羽というのは初めてです。
対馬では既に1万羽を記録しているので、沖縄島でも今週から期待できそうです。


2017年(Autumn)秋期 名護岳タカの渡り調査記録







  1. 2017/09/10(日) 15:41:18|
  2. アカハラダカ
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2017年 リュウキュウアカショウビン その3

1708013アカショウビン4

リュウキュウアカショウビン。
5月から観察を続けていた営巣木では、結局営巣しませんでした。
何日も、何時間も観察を続けたのに・・・残念です。
観察していたのは2箇所でしたが、どちらもハズレでした。
森の中でひっそりと観察している時間はそれなりに楽しいので、無駄な時間を過ごしたとはちっとも思いませんが、
時間を掛けた分、成果が欲しかった・・・。

と、ややがっかりしていると、窓の外にアカショウビンが!


1708013アカショウビン3

なんだ、来てるじゃん!







1708013アカショウビン2

このブログの左上に、自分で紹介文を書いていました、

「宝物は意外と自分の足下にあるものです。」と、















  1. 2017/08/17(木) 11:09:00|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2017年 ジュゴン食性調査

170626講習会2

今年も北限のジュゴン調査チーム・ザン主催のジュゴン食性調査を行ないました。

調査を始める前に、まず初心者のための講習会を実施。





170626講習会5

ジュゴンの食べ物である海草の同定方法を学習しました。

海草は全部で7種類。しっかり頭に入ったかな?





170626講習会9

陸上で同定が出来るようになったところで、実際に海の中でトレーニング・・・っと思ったのですが、







170716赤土2

海底には赤土が!







170626講習会8

先月6月の降雨量は平年の2倍を越え、海草藻場は赤土の流入で酷い状態になっていました。







170626講習会12

当日は大潮だったため、その後時間と共に潮が引き、歩いてジュゴンの食み跡を観察することができました。







170704調査1

さて調査の本番。
まずはベテランさんからアドバイスを受けながら、データを記録しました。






170704調査3









170704調査4

今年は海水温が低く、調査を始めた7月初旬は水温が24℃を下回る日も有りました。







170704マガキガイ

海草を見ながら海底を調べていると、ティラジャー(マガキガイ)がとても多いことに気が付きました。







170705調査1

こちらは毎年糸満から助っ人として来てくれる60代後半の海人さんですが、
測線を引かせたらピカイチで、毎年非常に助かっております。(深謝)






170711珪藻

今年は6月に雨が多かったと書きましたが、赤土の流入以外にも写真のような影響がありました。
これは海草に付着した珪藻です。大雨で海域に大量の真水が流入し、また梅雨明け後も真水は湧水となってしみ出し、
結果このように陸に近い場所では、藻場が珪藻で覆い尽くされ、被度判定の大きな障害となりました。





170714オオウミヒルモ

これはジュゴンが好むと言われているウミヒルモのなかま、オオウミヒルモ。
葉の長さがなんと35mmもありました。
そしてその近くには、






170716食み跡1

10mをゆうに超える立派な食み跡が!







170716食み跡3









170716食み跡2









170716食み跡7

今年は同じ調査方法を採用した過去5年間で、食み跡面積が2番目に多い結果となりました。







170716食み跡6

赤土の堆積の問題もありますが、とりあえずジュゴンの無事が確認され、ほっとしました。






  1. 2017/07/24(月) 22:29:53|
  2. ジュゴンの食み跡
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プロフィール

細川太郎

Author:細川太郎
名護に住み、身近な自然のすばらしさに日々感謝しています。宝物は意外と自分の足下にあるものです。

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