名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

サシバ放鳥

年末に保護したサシバが放鳥で来そうだと動物病院から連絡があり、
本日受け取って来ました。

12月27日のブログ
http://nagonoshizen.blog.fc2.com/blog-entry-162.html

12月のブログの写真の通り、胸に傷を負い、レントゲンで調べたところ傷は肺まで達し、
肺から出血もあり、一時は回復は無理ではないかと思われたそうですが、
個体自身に気力があり、ここまで回復できたようです。


180217サシバ放鳥2

ただ痛んでいた右脚は完治しておらず、止まり木には止まれるものの
歩くときは右脚を引きずるとのことでした。

実際に放鳥して見て、しっかり飛べないようだったら回収し、再び治療に戻すことも選択肢として残しておき、
保護した場所から近い場所で、カラスがいないのを確認し放鳥することにしました。

サシバを入れたダンボール箱を草むらに置き、蓋を開けた状態で自力で飛び立つのを待とうと思っていたら、
蓋を開けて10秒も経たないうちに森の中へ飛んで行き、写真は1枚も撮れずに、放鳥はあっけなく終わってしまいました。

カラスに見つからないうちに森の中へ隠れてくれたので、それが何よりと納得し、その場を後にしました。


180217サシバ放鳥3

それから4時間後、自宅で昼食を済ませたころ、息子が窓の外にサシバが来てるよと。
見ると不自由そうな脚と、胸に傷跡が確認でき、午前中に放鳥したサシバとわかりました。

我が家の脇には川が流れており、どうやらそこで水浴びを終え、羽を乾かしていたようです。




180217サシバ放鳥4

羽が乾かないうちに森の中へ移動しましたが、その後すぐにカラスが2羽やって来ました。
カラスはしばらくして飛んで行きましたが、弱ったサシバに気がついたようにも見えました。

動物病院の話では、飛翔訓練中にもカラスが襲いかかろうとすると言っていました。

弱った体でカラスから逃れ、不自由は脚で獲物を採らなければ生き残れないサシバ。
何とか生き延び、春には北へ渡ってくれることを祈ってます。




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  1. 2018/02/17(土) 18:19:05|
  2. サシバ
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治療中のサシバ

180113治療中サシバ
                           2018年1月13日 治療中のサシバ
昨年の暮れに保護し、現在治療中のサシバの状況を確認しに、
ヤンバル動物診療所へ行ってきました。

胸にあった傷はかさぶたになり、この傷に関しては順調に治っているとのこと。
餌もしっかり食べているようなので、一安心しました。

レントゲンで確認したところ骨折箇所見当たらないそうですが、
片方の足の調子が悪いようで、止まり木には止まらないようです。

春までに完治して、北に渡れると良いのですが。




  1. 2018/01/13(土) 12:53:09|
  2. サシバ
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サシバ保護

171227サシバ保護1
                      2017年12月27日 傷を負ったサシバメス成鳥

12月27日朝、友人から道でサシバがうずくまっているとの連絡をもらい、
急いで現場に駆けつけました。





171227サシバ保護3

現場は県道18号線、カーブになり道路脇には木が生えているため見通しが悪い場所。
おそらく近くの街灯の上に止まり餌を狙っていた、いつもの個体と思われます。

車に轢かれた餌を獲る時に、車と接触したのでしょう。

胸に外傷があり、口からも血が出ていました。
痛々しい胸の傷が特に心配です。


171227サシバ保護2

私たちの人間活動によって、多くの野生動物が傷つき、いつも申し訳ない気持ちになります。







171227サシバ保護4

当初怪我の程度によっては、そのまま放鳥しようと考えていましたが、
全く飛べそうもなかったので、傷ついた野生動物を受け入れるヤンバル動物診療所へ届けました。

元気になって再び飛べるようになることを願い、病院を後にしました。






  1. 2017/12/28(木) 12:26:57|
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2016年 名護岳 春季タカの渡り調査 その1

160313ハイタカ
                                                2016年3月13日 ハイタカメス幼鳥
今年も3月12日から春季のタカの渡り調査を行なっていますが、
今年の春は例年と比べ寒く、タカの姿はかなり少なめです。


2016年(Spring)春期 名護岳タカの渡り調査記録



160313ハヤブサ
                                                  2016年3月13日 ハヤブサ幼鳥
鳥の種類はそこそこ確認していますが、肝心のサシバがとても少ないのです。







160321サシバ1
                                                 2016年3月21日 サシバオス成鳥
最大の群れも3月21日の25羽に留まっています。






160321サシバ群れ
                              2016年3月21日 サシバ群れ








160322サシバ暗色型1
                                              2016年3月22日 サシバオス成鳥暗色型
そんな中3月22日には、サシバの暗色型が姿を見せました。
のど元が灰色がかっていたことから、おそらくオスの成鳥と思われます。
暗色型を写真に納めたのははじめてですが、同じサシバとは思えないほどの色の違いです。





160322ハイタカ.
                                                2016年3月22日 ハイタカオス成鳥
毎年数は少なめですが、ハイタカも渡っています。







160329渡りツミオス
                                                  2016年3月29日 ツミオス成鳥
こちらは渡りのツミです。
昨年のデータを参考にすると、おそらくこの後群れでの渡りも見られるかもしれません。

2015年(Spring)春期 名護岳タカの渡り調査記録

ちなみに、この時期は地付のツミがディスプレイフライトを行なっているので、渡りのツミなのか、或は地付のツミなのか
飛去方向や飛び方を注意して観察しています。


160322アマツバメ.
                                                   2016年3月22日 アマツバメ
猛禽の他には、アマツバメの仲間も渡っています。








160402クロビタイハリオアマツバメ
                                            2016年4月2日 クロビタイハリオアマツバメ

4月2日には、クロビタイハリオアマツバメと思われる1羽が確認されました。
(あまり良い角度で写真は撮れませんでしたが。)
クロビタイハリオアマツバメはここ名護岳で過去に3例4個体を確認していますが、春に確認するのは今回がはじめてです。

クロビタイハリオアマツバメの過去の記事 → クロビタイハリオアマツバメ

渡りの時期は半分過ぎてしまいましたが、後半に期待したいと思います。







  1. 2016/04/02(土) 12:45:19|
  2. サシバ
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2014年 名護岳 秋季タカの渡り調査 その17 (おまけ その3)

141221サシバ1

天候がくずれ寒い日が続くと、一旦越冬を決めたタカたちも、ここでの越冬は無理と感じるのでしょう。
久しぶりに天候が回復すると、南下するタカが姿を見せます。

12月14日  サシバ 7羽

12月21日  サシバ 3羽、 ツミ2羽


141221サシバ×ツミ1

本日21日、小さなツミが、二周り大きなサシバにちょっかいを出しながら、2羽で仲良く?南下して行きました。
それにしても、秋季タカの渡り〜のタイトルに違和感を覚えますが、秋に始まった渡りの延長線上の行動なので、良しとしましょう。





141215大浦湾

衆議院選挙の結果が出た12月15日の朝。
いつにもまして、大浦湾は輝いていました。





  1. 2014/12/21(日) 18:18:07|
  2. サシバ
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細川太郎

Author:細川太郎
名護に住み、身近な自然のすばらしさに日々感謝しています。宝物は意外と自分の足下にあるものです。

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