名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

2017年 リュウキュウアカショウビン その1

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                                           2017年5月7日 リュウキュウアカショウビン
今年もリュウキュウアカショウビンの繁殖の季節が訪れました。

今年の初鳴きは4月5日と例年より早かったのですが、この春は寒い日が多く、
暖かい南の島から渡って来たリュウキュウアカショウビン達も、戸惑っていたかもしれません。

また今年の春は雨が少なく、県内のダム貯水率も5月3日の時点で45%を下回り、
落ち葉の下に産み落とされたイボイモリの卵が干涸びる恐れがあったので、
川の水を汲んで掛けてあげたほどでした。


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                                           2017年5月7日 リュウキュウアカショウビン
そんな気まぐれな天候も、ここに来てようやく梅雨の走りを思わせる雨の日が増え、
鳥達の餌となる小動物が増える、うるおいの季節が始まりました。

昨年4羽の雛が巣立った営巣木で、今年も営巣してくれるかとチェックしているのですが、
何時倒れてもおかしくない状況を感じ取ったのか、今のところ営巣の気配はありません。

また、昨年からマークしていた別の営巣木も、春を迎える前に倒れてしまいました。


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                                           2017年5月7日 リュウキュウアカショウビン
そんなこんなで、ここ数日は新たな営巣木を探すべく森を回っていたのですが・・・いましたいました!
昨日は求愛行動をとるカップルが、
また、本日は別のカップルが巣作りする姿が確認できました。






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                                           2017年5月7日 リュウキュウアカショウビン
アカショウビンは約10日掛けて5〜7個の卵を産むそうなので、
抱卵するまで、そっと待つことにしました。







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  1. 2017/05/07(日) 18:44:00|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2016年 リュウキュウアカショウビン その9

160625アカショウビン3

今年の夏はリュウキュウアカショウビンの営巣・子育てをじっくり観察する機会に恵まれ、
大変貴重な経験となりました。

この場ををかりて、観察を許してくれたアカショウビンに、「ありがとう」を伝えます。
(本当は許していなかったとは思うけど・・・)




160701アカショウビン1

このアカショウビンが営巣木として利用していたのは、枯れたリュウキュウマツで、
過去にも営巣した形跡がありました。

倒木しない限り、来年以降も利用する可能性がありますが、
事情を知らない管理者が伐採する恐れもあるので(実際過去に伐採されたことがあった)
今回の営巣の報告と、伐採しないお願いを兼ねて、管理者にご挨拶に伺いました。



160629アカショウビン4

今年は、雛が巣立った後の7月8月とも台風の接近がなかったので、雛の生存率も高かったのではないでしょうか。








160701アカショウビン

既に来年の営巣が待ち遠しいのですが、その前に来週からタカの渡り調査を始めます。

FBによると、台湾では既にアカハラダカが入って来ているとの情報もあります。
今年の天候は例年とかなり違うので、順調にタカが渡るか心配ではありますが、
例年通り、じっとタカが来るのを待っていたいと思います。






  1. 2016/09/01(木) 11:51:09|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2016年 リュウキュウアカショウビン その8

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アカショウビンの雛は既に巣立ちましたが、今回雛へ運んだ餌生物を見ると,前半はトカゲ類が目立ち、
日ごとにセミ類が増えた印象でした。







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雛が卵からふ化した直後から、いきなり大きなキノボリトカゲを丸のまま運んでいたのには驚かされました。
その後もヤモリなどの爬虫類が頻繁に運ばれました。







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給餌が始まった日にちょうどクマゼミの初鳴きが確認され、また、徐々に営巣木周辺のトカゲ類が減って来たこともあってか、
その後はセミ類を運ぶ頻度が高くなりました。







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トカゲ類もそうですが、セミ類を捕まえたときなども、獲物を止まり木に叩き付け弱らせてから雛に運びました。
時にはやり過ぎてクマゼミの頭が取れたり、くわえ直す時にうっかり落として見失ったりと、へますることもありました。







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餌生物はこの他にカタツムリやバッタ、ムカデなどが確認できました。








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視力も優れているようで、およそ20m離れた場所からセミを見つけ、素早く飛んで捕まえていました。








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優秀な親鳥がいればこそ、雛も無事に巣立ちが出来るということなのでしょう。








  1. 2016/07/09(土) 09:09:32|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2016年 リュウキュウアカショウビン その7

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前日の夕方、巣穴から頻繁にクチバシを出していた雛は、結局巣立ちませんでしたが、
その活発な行動から、翌日は必ず巣立つことを確信しました。

翌朝、いつもより早起きして観察場所に到着すると、陽はまだ低く、森も薄暗い状況でした。
クマゼミもまだ鳴かない早朝、親鳥はいつものように雛に餌を運んでいました。




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給餌を終へ、しばらくすると親鳥が営巣木から少し離れた枝に止まりました。
雛から親鳥が見えているようで、巣穴からクチバシを覗かせ、しきりに鳴いています。







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雛が巣穴から顔を出しました。外の様子を確かめているようです。








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と、次の瞬間、








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巣立ちました。

危なっかしい様子で、雛は辛うじて目の前の枝にしがみつきました。






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尾羽を上げるアカショウビンの特徴的なポーズも、まだまだ短い羽も相まって、
めちゃめちゃかわいいのです!







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その後雛は、親鳥の鳴き声に導かれるように、奥の枝に移動しました。








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すると親鳥は、勇気を振り絞って新しい世界に飛び出した雛へ、
「上手に巣立ちができたね」と、ご褒美を与えるように、大きなクマゼミを渡しました。






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結局、雛はこの日に3羽、翌日に1羽の計4羽が巣立ちました。

この写真は1番目に巣立った雛。羽の様子から一番成長が早かったことが伺えます。

上の連続した写真は2番目に巣立った雛です。




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これは3番目に巣立った雛。








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そしてこの仔が翌日巣立った4番目の雛です。

3番目の雛が巣立った直後、巣穴にクチバシが見えたことから4羽目の雛がいることが分かったのですが、
その後日が暮れるまで雛は姿を見せず、鳴きもせず。親鳥も餌を運ばず、頭の中は????状態でした。

目を離した隙に巣立ったのか、それとも巣の中で絶命したのかと最悪な状況まで想像しましたが、
翌朝観察場所へ訪れると、いつもの枝にオス親が止まっていたので、雛がまだいるのだなと、ほっとしました。

ところが、巣穴からは相変わらず雛の鳴き声は聴こえず、これはおかしいと周りを見渡すと、
雛は既に巣立った後だったようで、営巣木の近くの枝に枯れ葉のようにじっとする巣立ち雛を見つけました。


今回の営巣は、台風の発生が非常に遅い年に当たった幸運もありましたが、
やはり、献身的に子育てをする親の愛情があればこそと、近くで観察しながら感心しました。

また来年も同じ場所で子育てしてくれることを祈っています。










  1. 2016/07/05(火) 12:41:18|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2016年 リュウキュウアカショウビン その6

160702アカショウビン10

沖縄地方は毎日晴天が続き、日中の気温も32〜33℃と真夏日が続いています。
こんな暑い日中、アカショウビンは水浴びをして来ては、
いつもの枝に止まって、羽繕いを行ないます。






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私が目に入っているにもかかわらず、リラックスした様子で羽繕いを行なう姿に、
こちらまで気持ちが和んでしまいます。






  1. 2016/07/04(月) 17:17:39|
  2. リュウキュウアカショウビン
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