名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

ミゾゴイ

201504Gorsachiusgoisagi1

先日某所でミゾゴイを確認しました。
ミゾゴイは擬態することが知られている通り、この時も微動だにせず周りに紛れ込んだつもりのようでしたが、
流石に路上ではばればれでした。




201504Gorsachiusgoisagi2

ミゾゴイの繁殖が確認されているのは少数例を除き日本のみで、越冬地はフィリピンや中国南東部。また少数個体が台湾、南西諸島、九州で越冬するようです。
個体数が少なく、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)IUCNレドリストではENに評価され絶滅が危惧されています。





201504Gorsachiusgoisagi3

開発などで棲息に適した環境が減少し、個体数が激減したようです。
ミゾゴイを研究されている川名国男さんによると、繁殖地の条件とは、「うっそうとした森林」と
「人の手が加わった明るく開けた草地」とが組み合わさっていることだそうです。
この個体は北上の途中と思われますが、過去には台湾でも繁殖例があるようです。
やんばるにも繁殖に適した環境はありそうですが、繁殖の可能性はないのでしょうか?


201504Gorsachiusgoisagi4

このように始めから樹の上でじっとされたら、見つけるのは困難ですね。






201504Gorsachiusgoisagi5

今回比較的じっくり観察出来たのですが、コーフンしてしまって動画を撮り忘れたのが悔やまれます・・・。





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  1. 2015/04/29(水) 11:20:19|
  2. ミゾゴイ
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オキナワルリチラシ

150424オキナワルリチラシ1

4月も半ばころからタカの姿もめっきり減った山頂では、タカの代わりに写真のオキナワルリチラシが頻繁に飛ぶようになりました。






150424オキナワルリチラシ2

オキナワルリチラシは東アジアに広く分布し、名前に「オキナワ」とついていますが、日本では本州中部まで分布しているそうです。
「瑠璃ちらし」と、日本的で風情のある名前をつけてもらっただけあって、とても綺麗な蛾です。





150424オキナワルリチラシ5

配色もさることながら、長くてふさふさした触角も素敵です。






150424オキナワルリチラシ3

食草はヒサカキやツバキだそうですが、名護岳に沢山生えているヤブツバキなども幼虫の餌になるのでしょうか。






150427オキナワルリチラシ1

名護岳山頂では沢山のオキナワルリチラシが飛んでいるので、その姿を写真に収めようと試みるのですが、
まともな写真を撮るのは難しいですね。

ちなみに私はこの蛾を「くるりん」と呼んでいます・・・・?!






  1. 2015/04/25(土) 12:06:55|
  2. オキナワルリチラシ
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2015年春期タカの渡り調査 その2

150415サシバ1

(2015年4月15日、サシバ成鳥)

この春は雨が多く調査出来ない日が続き、結果ブログも更新しないままずるずるときてしまいましたが、タカの渡り調査は続けています。
とはいうものの、調査が出来ない間にサシバの渡りのピークも過ぎてしまいました。

そんな中4月の15日には、久しぶりにサシバが現れました。


150415サシバ2

(2015年4月15日、サシバ)

この日のサシバは羽を痛めた個体が目につきました。




150415サシバ群れ

(2015年4月15日、サシバ群れ)

群れも現れましたが最大でも13羽と少なめでした。




150415サシバ若1

(2015年4月15日、サシバ)

本州の調査では春のサシバの渡りは前半は成鳥が多く、後半は若い個体が多いといわれていますが、
写真を見る限り名護でも同じような傾向があるようです。




150415サシバ若2

(2015年4月15日、サシバ)

そんなタカの渡りですが、台湾の墾丁では4月16日から渡りの主役はサシバからりアカハラダカへ代わり、
サシバの渡りも終盤に入ったようです。




150416ツミメス成鳥1

(2015年4月16日、ツミメス成鳥)

南西諸島はアカハラダカの春の渡りルートには入っていないようですが、
名護では4月16日からサシバに代わってツミが複数渡って来るようになりました。




150416ツミオス成鳥1

(2015年4月16日、ツミオス成鳥)

この日は合計12羽のツミが北上したのですが、中には5羽の群れもありました。
ちなみに5羽のツミの群れを確認したは初めてです。




150417ツミオス若鳥

(2015年4月17日、ツミオス若鳥)

こちらは渡りをしない在来ツミ。(たぶん)





150423ツミ1

(2015年4月23日、ツミメス成鳥)

本日4月23日は2羽のツミメス成鳥が北上しました。





150423ツミ2

(2015年4月23日 ツミメス成鳥)

渡りをするツミは在来ツミと比べると一周り大きいような印象を受けます。





150423ツミ3

(2015年4月23日、ツミメス成鳥)







150423ツミ4

(2015年4月23日、ツミメス成鳥)


この春の記録は以下のリンクをご確認下さい。
(データは画像ではなくスプレッドシートにまとめてみました。今後過去のデータも時間を見てスプレッドシートにまとめる予定です。)

2015年(Spring)春期 名護岳タカの渡り調査記録




  1. 2015/04/23(木) 19:21:14|
  2. タカの渡り
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タカ待ち

150327オオシマカクムネベニボタル

この春は曇りの日が多く、雲の中山頂でひたすら晴れ間を待ち、結局雲がとれないまま下山することもしばしばです。
そんなタカ待ちの時は山頂に遊びに来た生きもや周辺の林内を観察しています。

これはやんばるに春を告げる虫 オオシマカクムネベニボタル。
鮮やかな紅色の前翅とクシ状の触角が特徴的。


150321オオシマカクムネベニボタル

暗い林内に小さな体で「私はココ」と、自己主張しています。






150402若葉

雲に覆われた山頂では、芽吹いたばかりの若葉もしっとり濡れて静かな時間が流れます。






150402クモの巣1

普段は目につかないクモの巣も、水滴のビーズをまとい揺れています。






150404コモウセンゴケ

草も生えないような殺風景な法面では、コモウセンゴケがちっちゃな花を咲かせていました。




  1. 2015/04/05(日) 16:30:00|
  2. オオシマカクムネベニボタル
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2015年春期タカの渡り調査 その1

今年は3月1日から春期のタカの渡り調査を始めたのですが、天候の悪い日が続き
調査自体行なえない日が多かったので、3月14日から改めて開始することにしました。


150303ハヤブサ1

(2015年3月3日、ハヤブサ)



それでも、曇りや北寄りの強い風の日が続き、結局サシバの渡りが確認出来たのは17日から。


150318ミサゴ

(2015年3月18日、ミサゴ)


その後徐々に渡りに適した風向、風速、雲量の日が多くなり、サシバの数も増え、
3月も残りわずかになった29日には、私にとって待望のハイタカも確認することができました。


150329ハイタカオス

(2015年3月28日、ハイタカオス成鳥)


3月30日は、明け方にあった雲も8時頃にはすっかり取れ、気持ちのよい快晴になると同時にサシバが姿を見せ始め、
最終的には133羽が渡って行きました。


150330サシバ2

(2015年3月30日、サシバ幼鳥)






150330サシバ1

(2015年3月30日、サシバ成鳥)





150330サシバ2羽

(2015年3月30日、サシバ)





150330サシバ3

(2015年3月30日、サシバオス成鳥)






150330サシバ群れ2

(2015年3月30日、サシバ群れ)






150330サシバ群れ1

(2015年3月30日、サシバ群れ)



また、この時期はツミも繁殖期に入り、ディスプレイフライトなのか頻繁に姿を見せるようになりました。


150330ツミ3

(2015年3月30日、ツミメス成鳥)






150330ツミ1

(2015年3月30日、ツミメス成鳥)


春期の渡りは規模が小さく直ぐに終わってしまうので、見逃さないようしっかり観察したいと思います。


名護岳2015年春期タカの渡り調査  4月1日現在 累計

サシバ      265羽
ハイタカ       2羽
ミサゴ        4羽
ハヤブサ       2羽
ハイタカsp      1羽

アマツバメ      4羽
ヒメアマツバメ    3羽
ツバメ        1羽

アサギマダラ    13頭


  1. 2015/04/01(水) 15:45:12|
  2. タカの渡り
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プロフィール

細川太郎

Author:細川太郎
名護に住み、身近な自然のすばらしさに日々感謝しています。宝物は意外と自分の足下にあるものです。

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