名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

2016年 リュウキュウアカショウビン その5

160628アカショウビン1

子育て中のリュウキュウアカショウビンが、大きなクマゼミを運んできました。
ちなみに雛に与える餌生物は、雛が食べやすいよう必ず頭が先に来るようにくわえ直してから雛に与えます。







160628アカショウビン2

じっくり観察していると、餌を立て続けに運ぶ時間帯と、餌を全く運ばない時間帯があり、
給餌にめりはりがあることに気付きました。

給餌と給餌の間も親鳥は警戒を怠らず、体の大きなリュウキュウハシブトガラスが近くを通る度に、
警戒の鳴き声を出しながら小さな体で追いかけ回し、追い払っていました。





160628アカショウビン3

時折見える雛のクチバシから、その成長の具合が確認できますが、
まだ顔を見せたことがありません。








160628アカショウビン4










160628アカショウビン5

今回は一つのフレームの連写で、一連の動きを納めることができました!







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  1. 2016/06/29(水) 08:04:10|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2016年 リュウキュウアカショウビン その4

160625アカショウビン5

沖縄は梅雨が明けてから一気に真夏モードに入り、
まぶしい日差しの中から、やかましいクマゼミの声が聴こえて来ます。

そんな中、親鳥は雛への餌運びに休む暇もありません。





160623アカショウビン1

アカショウビンはキツツキの仲間のような脚力は無く、また尾羽も丈夫ではないそうですが、
なかなかどうして、立派に垂直の幹に止まっているではありませんか。







160623アカショウビン3

雛も大分大きくなったようで、まだ白っぽいクチバシがちらりと見えました。








160623アカショウビン4

餌を運べど運べど、雛はますます鳴くばかり。








160625アカショウビン4

雛にせかされるように、親鳥はまた、








160624アカショウビン1

森の中へと消えました。






  1. 2016/06/25(土) 17:45:37|
  2. リュウキュウアカショウビン
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2016年 リュウキュウアカショウビン その3

160619アカショウビン3

観察中のリュウキュウアカショウビンは抱卵を終え、現在は雛への給餌に大忙し。








160621アカショウビン1

親はせっせと雛に餌を運びます。

この時はキノボリトカゲを捕まえて来ました。






160621アカショウビン2

大きなキノボリトカゲをまるのまま与えていたので、雛は既にある程度成長しているようです。

ちなみにアカショウビンが飛んでいる写真は、置きピンで撮影しているので、ピントが甘いです。






160621アカショウビン3

現在雛が何羽居るかわかりませんが、親鳥を引っ切りなしに餌を運んでいます。








160622アカショウビン1

これはカタツムリなのか、それとも小型のセミなのか、画像からは判断できません。








160622アカショウビン2

これはヤモリですね。








160622アカショウビン3

これはカタツムリのようです。








160622アカショウビン4

餌を雛に運び終えると、親鳥は直ぐに次の獲物を探しに飛び立ちます。








160619アカショウビン2

この美しい鳥を身近で観察できる幸せ。

繁殖期は、まさに至福の季節です。








  1. 2016/06/22(水) 12:25:37|
  2. リュウキュウアカショウビン
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イボイモリ

160406イボイモリ
                                               2016年4月6日 イボイモリ メス成体
4月6日、朝タカの調査で名護岳に向かう途中、お腹の大きなイボイモリを見つけました。

イボイモリは夜行性で、日中目にすることは稀なのですが、
春はイボイモリの繁殖期・産卵期にあたり、夜中開けた場所に出て来た個体が、
朝まで居残ることがたまにあります。




160403イボイモリ卵
                                                  2016年4月3日 イボイモリ 卵
その3日前の4月3日、名護岳付近の水がちょろちょろ流れる小さな水たまりの傍で、イボイモリの卵を見つけました。

イボイモリの産卵は水中ではなく湿り気のある陸地で行なわれます。
卵の径は約3〜4mmで、その周りを8mmほどのゼリー状の物質が卵を保護し、
地面と接する部分から水分を吸収し、卵の乾燥を防ぎます。

水たまりにはまだ幼生は確認できません。
幼生は何時姿をみせるのかな?

160513イボイモリ幼生1
                                                2016年5月13日 イボイモリ 幼生
5月13日 先月卵を確認した場所の脇にある小さな水たまりに訪れると、
いましたいました、イボイモリの幼生です。

幼生は産卵から13〜18日でふ化します。
既に20mmほどに成長した幼生が十数匹確認できました。





160601イボイモリ幼生
                                                 2016年6月1日 イボイモリ 幼生
6月1日、初期にふ化した個体でしょうか、体長はおよそ40mm。
後からふ化した個体のおよそ2倍のサイズまで成長し、色も成体のように黒くなって来ました。







160610イボイモリ幼生
                           2016年6月10日 イボイモリ 幼生
6月10日、色はさらに黒くなり、大分イボイモリらしくなって来ました。

イボイモリの幼生はふ化後約40日で変態し上陸するそうです。
卵を確認したのが4月の3日。産卵からふ化までの日数13〜18日を加えると、
そろそろ変態してもよさそうです。


6月12日、名護は激しい雨が降り、24時間雨量が150mmに達しました。
雨が落ち着いた14日に名護岳に向かうと、道路は土砂崩れのため車両通行止めとなっていました。
やむなく徒歩で現地に向かうと、20mm程度の小さな幼生は確認できたものの、
40mmほどに成長した黒い幼生は確認できませんでした。
変態して陸上に上がったのか、それとも大雨で流されたのか。

梅雨時期に幼生期を過ごすイボイモリは、おそらくその何割かは下流に流されるものなのでしょう。
そう考えると、下流に流された個体が元いた場所に戻るための移動ルートを確保することが、
地域個体群を維持するためには重要と言えそうです。

このようなイボイモリの生態を知らないまま、その棲息地に道路などの構造物を造り、イボイモリの移動ルートが遮断されると、
行動範囲の狭いイボイモリの地域個体群は、たやすく絶滅してしまうでしょう。

ちなみに、イボイモリは沖縄県および環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類。IUCNレッドリストではEN。
世界で沖縄島、瀬底島、渡嘉敷島、奄美大島、請島、徳之島にのみ棲息する固有種です。









  1. 2016/06/17(金) 10:54:27|
  2. イボイモリ
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2016年 リュウキュウアカショウビン その2

160613アカショウビン

6月12日名護は土砂降りで、24時間雨量が150mmと、かなり大量の雨が降りました。
市内の一部では停電も起き、いたるところで道も冠水していました。

アカショウビンの巣は大丈夫だろうか?

アカショウビンは巣穴が掘りやすい朽ち掛けた木を営巣木として利用するので、
営巣の途中で倒れることもあります。


160617アカショウビン

雨上がりを見計らって早速確認に行ったところ、営巣木は無事で、抱卵の交代時にオスメスも確認できました。

梅雨明けも間近です。
このまま無事に子育てが進むことを祈っています。





  1. 2016/06/13(月) 15:40:17|
  2. リュウキュウアカショウビン
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ジュゴンの海 その4

160606干出海草2

昨日は一年で日中最も潮が引く大潮でした。
つまり、ジュゴンの海を歩いて観察できる数少ない日。
そこで、干潮の時間にあわせてジュゴンの海を歩いてきました。






160606干出海草

これはジュゴンの餌となる海草。
花が咲き種を作る種子植物で、かつて陸上で暮らしていた植物がが海に進出した仲間。
ジュゴンがかつて陸上生活から海に帰ってきたのと同じように、進化の過程を辿ってきた植物です。

ジュゴンはこの海草だけを食べるので、運命的な関係にあるといえそうです。




160606食み跡1

そしてこれがジュゴンが海草を食べた跡。
ジュゴンは海底に着いて前進しながら海草を地下茎ごと食べるので、
海底には海草を食べた跡が帯状に残ります。
これを「食み跡」とか「ジュゴントレンチ」と呼んでいます。




160606食み跡2

この日も30〜40本程度の食み跡が確認できました。








090426食み跡3

この写真は昔撮ったものですが、男の子が見ているのがジュゴンの食み跡です。

このようにジュゴンが辛うじて棲める海が、名護市には残っています。
ちなみに、現在日本でジュゴンが確認されているのは、名護市に隣接する東西の海だけ。

この海に絶滅に瀕したジュゴンが生き残っていることは、それだけ豊かな自然が残されている証しでもあります。

このようなわずかに残された豊かな海を潰して、戦争を行なうための基地を作ることは、
愚か極まりないことだと思います。





  1. 2016/06/07(火) 09:05:24|
  2. ジュゴンの食み跡
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2016年 リュウキュウアカショウビン その1

160606アカショウビン2

先日訪れたやんばるにはおよびませんが、名護の自然もなかなかすばらしいものがあります。
やんばるから続く山は、同じく豊かな植物相からなっているからです。

そんなわけで、今年も地元の名護でリュウキュウアカショウビンの営巣を観察しています。





160606アカショウビン1

現在は抱卵の最中。

抱卵はオスメスが交代で行ない、一日4交代、約21日かかるようです。
そのため、現在は交代前の親が、近くの枝に数分間姿を見せる程度です。





160606アカショウビン0

ちなみに本日はクマゼミの初鳴きを確認しました。
これからセミなどの餌となる生きものも増えて来る季節です。

このまま順調に子育てが進むことを祈っていますが、
巣の下をうろちょろするマングースが気がかりです。




  1. 2016/06/05(日) 16:27:29|
  2. リュウキュウアカショウビン
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プロフィール

細川太郎

Author:細川太郎
名護に住み、身近な自然のすばらしさに日々感謝しています。宝物は意外と自分の足下にあるものです。

※ 写真の無断複写や転用・転載はご遠慮下さい。

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