名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

2016年 名護岳 秋期タカの渡り調査 その3

160925アカハラダ幼鳥1
                                                2016年9月25日 アカハラダカ幼鳥
9月24、25日は天気にも恵まれ、2日間で1,500羽を超えるアカハラダカが渡りましたが、
本日26日は沖縄島の南の海域を西に進む台風17号の影響で風が強く、また時より雨も降り出し、
タカの姿はありませんでした。

写真は25日撮影した幼鳥です。
撮影時間は7時台でまだ太陽が低く、そのため光が横から当たっています。


160925アカハラダオス1
                                             2016年9月25日 アカハラダカオス亜成鳥
これはオスの亜成鳥。次列風切に幼鳥期の羽が残っています。
光が横から当たっているためか、翼の中の上腕骨や尺骨の盛り上りが、うっすらと分かります。






160924アカハラダカ幼鳥1
                                                2016年9月24日 アカハラダカ幼鳥
前の写真と比較すると、幼鳥期の羽がどの部分に残っているかが分かりますね。







160924アカハラダカメス群れ1
                                                2016年9月24日 アカハラダカ群れ
写真は24日に撮影した160羽の群れですが、
アカハラダカは時に500羽を超える大きな群れを作ることがあります。







160924アカハラダ群れ辺野古岳
                                                2016年9月24日 アカハラダカ群れ
写真は名護岳の東側を渡る群れです。
ちなみに右端に見えるのが辺野古岳の山裾です。

風向きにもよりますが、




160924アカハラダ群れ金武湾
                                                2016年9月24日 アカハラダカ群れ
その後写真のように名護岳の南側を通り、名護湾沿いに南下するパターンが多いようです。

写真は前の写真の続きで、左に見える山は辺野古岳の西にある久志岳です。
奥に見えるのが金武湾で、左から平安座島のCTS、海中道路、勝連半島です。




160925アカハラダメス_セミ1
                                                2016年9月25日 アカハラダカメス
アカハラダカは朝餌を採り、エネルギ−を補給してから出発するそうですが、
このメスは正に餌を補給中だったようで、脚にセミを掴んでいました。

この時期のセミなので、おそらくオオシマゼミかクロイワツクツクと思われます。
ちなみに撮影時刻は、7:25でした。



160925アカハラダメス_セミ2
                                                2016年9月25日 アカハラダカメス
餌採りに夢中で、みんなから置いてけぼりにされるところでしたね。







160924アカハラダ群れ2
                           2016年9月24日 アカハラダカ群れ


2016年(Autumn)秋期 名護岳タカの渡り調査記録





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  1. 2016/09/26(月) 16:28:28|
  2. タカの渡り
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2016年 名護岳 秋期タカの渡り調査 その2

160921アカハラダカ群れ2
                                            2016年9月21日 アカハラダカ群れ(295羽)
昨日21日から、名護でもやっとアカハラダカの本格的な渡りが確認できるようになりました。

名護岳 
21日  696羽
22日  276羽



160921アカハラダカ群れ3
                      2016年9月21日 アカハラダカ群れ(130羽)
写真の群れはうろこ雲の下を高い高度で通過して行くので、
危うく見過ごすところでした。






160922アカハラダカオス3
                                                2016年9月22日 アカハラダカオス
アカハラダカは夏に朝鮮半島や中国南西部周辺で繁殖し、冬に東南アジア周辺で越冬します。
南西諸島は、繁殖地と越冬地を移動する経路にあたり、ここ名護でも秋の北風が吹き始める9月中ころから
群れを確認することができます。





160922アカハラダカオス2
                                                2016年9月22日 アカハラダカオス
アカハラダカは胸から下雨覆にかけて淡い橙褐色で、翼下面が白っぽくその先端は黒く、
他のタカ類と区別がつきやすいタカです。






160922アカハラダカオス1
                                                2016年9月22日 アカハラダカオス
オスは橙褐色がメスよりも淡いため、さらに白っぽい印象です。
また虹彩はメスが黄色なのに対し、オスはぶどう色で、雌雄の判断がしやすいタカでもありです。






160922アカハラダカメス1
                                                2016年9月22日 アカハラダカメス
これはアカハラダカのメスです。
オスの写真と見比べると、胸の色や目の色の違いがはっきりしています。






160922アカハラダカメス2
                                                2016年9月22日 アカハラダカメス
ちなみに頭部から上面は雌雄とも暗青灰色です。






160922アカハラダカメス3
                                                2016年9月22日 アカハラダカメス








160921アカハラダカ幼鳥
                          2016年9月21日 アカハラダカ幼鳥
アカハラダカの幼鳥は、ツミの幼鳥(下の写真)と似ていますが、
下雨覆がアカハラダカの幼鳥は無斑なのに対して、ツミの幼鳥には斑があり、
また、初列風切の分離が、アカハラダカが4枚なのに対しツミは5枚なので
アカハラダカの翼先端の形状はツミと比べると尖った印象を受けます。




160921在来ツミ幼鳥
                                                  2016年9月21日 在来ツミ幼鳥








160922アカハラダカメス群れ
                       2016年9月21日 アカハラダカ成鳥と幼鳥









160921アマツバメ2
                                                  2016年9月21日 アマツバメ
アカハラダカ以外の旅鳥としては、しばらく続いていたハリオアマツバメの飛来が途絶え、
昨日は写真のアマツバメが姿を見せました。

このアマツバメサイズが大きく、
過去に名護岳で確認されたアマツバメ類をサイズの順に並べると
ハリオアマツバメ > クロビタイハリオアマツマメ > アマツバメ > ヒメアマツバメ
となりますが、このアマツバメはハリオアマツバメよりも大きい印象でした。

160921エゾビタキ
                              2016年9月21日 エゾビタキ
その他写真のエゾビタキが山頂の木の枝に止まり、旅の疲れをいやしていました。

これまでの記録は、以下をクリックすると確認できます。
2016年(Autumn)秋期 名護岳タカの渡り調査記録




  1. 2016/09/22(木) 16:25:39|
  2. タカの渡り
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2016年 名護岳 秋期タカの渡り調査 その1

160911ツバメ

今年も9月8日より、名護岳にてタカの渡り調査を開始しました。
とは言うものの、肝心のタカの姿はまだ少なく、
本日までの累計では写真のツバメが141羽と一番多く渡っています。






160912ハリオアマツバメ

次に多いのが写真のハリオアマツバメで、30羽。








160913ハリオアマツバメ群れ

ハリオアマツバメは本日13日に20羽の群れで現れました。








160912アカハラダカメス

お目当てのアカハラダカは、10日に姿を見せました。








160912アカハラダカ幼鳥

ですが、数はまだ少なく19羽に留まっています。








160913アカハラダカvsツミ0

そんなアカハラダカにちょっかいを出すのが地付のツミ。
写真左がアカハラダカ幼鳥で、右がそれを襲うツミ幼鳥です。







160913アカハラダカvsツミ1










160913アカハラダカvsツミ2










160913アカハラダカvsツミ3










160913ツミ幼鳥

これから本格的にタカが渡って来ると、それに合わせてこのツミも頻繁に姿を見せることでしょう。


なお、今期の記録はこちらです。↓
2016年(Autumn)秋期 名護岳タカの渡り調査記録




  1. 2016/09/13(火) 12:39:40|
  2. タカの渡り
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2016年 リュウキュウアカショウビン その9

160625アカショウビン3

今年の夏はリュウキュウアカショウビンの営巣・子育てをじっくり観察する機会に恵まれ、
大変貴重な経験となりました。

この場ををかりて、観察を許してくれたアカショウビンに、「ありがとう」を伝えます。
(本当は許していなかったとは思うけど・・・)




160701アカショウビン1

このアカショウビンが営巣木として利用していたのは、枯れたリュウキュウマツで、
過去にも営巣した形跡がありました。

倒木しない限り、来年以降も利用する可能性がありますが、
事情を知らない管理者が伐採する恐れもあるので(実際過去に伐採されたことがあった)
今回の営巣の報告と、伐採しないお願いを兼ねて、管理者にご挨拶に伺いました。



160629アカショウビン4

今年は、雛が巣立った後の7月8月とも台風の接近がなかったので、雛の生存率も高かったのではないでしょうか。








160701アカショウビン

既に来年の営巣が待ち遠しいのですが、その前に来週からタカの渡り調査を始めます。

FBによると、台湾では既にアカハラダカが入って来ているとの情報もあります。
今年の天候は例年とかなり違うので、順調にタカが渡るか心配ではありますが、
例年通り、じっとタカが来るのを待っていたいと思います。






  1. 2016/09/01(木) 11:51:09|
  2. リュウキュウアカショウビン
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プロフィール

Author:細川太郎
名護に住み、身近な自然のすばらしさに日々感謝しています。宝物は意外と自分の足下にあるものです。

※ 写真の無断複写や転用・転載はご遠慮下さい。

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