名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

サバニの制作 その3

1月13日 舷側板の制作 竹クギ

170113舷側板製作20

今回のサバニは本矧ぎという工法で、それぞれの部材はチャーギ(イヌマキ)で作られた鼓型のフンドウ(ちぎり)と、
孟宗竹で作られた竹クギで接合されます。前々回の舷側板の作成で木工用ボンドが使用されていましたが、
海に浮かべて使用する船造りに使用される木工用ボンドは、あくまでも作業効率上使用されるもので、
基本的にはフンドウと竹クギで接合されています。




170113舷側板製作17_1

竹クギは専用のツバノミで下穴を開けて、打ち込まれます。
幅の広い板を接合する場合竹クギは部材の表面から入れざるをえませんが、
竹クギが接合する板に平行に入るよう、ツバノミは少し反り返っています。
ツバノミは下穴を開ける際部材にきつく叩き込まれるので、
部材から抜く時にツバ部分を反対側からゲンノウで叩くよう造られた竹クギ専用の道具です。



170113舷側板製作16

ツバノミを入れる角度が浅いと竹クギは板の裏面に貫通し、逆に角度が深すぎると板の表面に出て来るので、
ツバノミを倒すあんばいを見きわめるには、経験を積むほかないようです。






170113舷側板製作17

打ち込まれる竹クギは海水に浸かっても腐らないよう、サバアンダー(サメの油)にしばらく浸け込んだものを使用します。
(師匠の新城さんはサバアンダーの代わりにエンジンオイルに浸け込むそうです。)






170113舷側板製作18

竹クギは交差するよう打ち込み、その間にフンドウを裏表交互に入れ、
接合した部材が離れないようします。







170113舷側板製作21

竹クギが打ち込まれて、やっとサバニ制作らしくなって来ました。







170113舷側板製作22









170114舷側板製作23

打ち込まれた竹クギはノコで板ヅラに切り落とされました。







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  1. 2017/01/26(木) 09:05:00|
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