名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

ジュゴンの海 その3

160115食み跡4

ようやく風が納まり、海のコンディションも期待で来そうだったので、
ジュゴンの生存を確認すべく、食み跡のチェックに行ってきました。

海に入ると期待とは裏腹に、海面近くに濁った真水の層があり、視界は不良でしたが、
ジュゴンの食み跡は驚くほど沢山あり、ジュゴンの生存をしっかりと確認することができました。



160115食み跡1

水の濁りは沖に行くほど弱まり、視界が晴た海の草原には、長くて見事な食み跡が横たわっていました。







160115食み跡2









160115フデノホ

沖縄の冬の海は、夏には見られない藻類が姿を見せます。
これは緑色が鮮やかで愛らしいフデノホ。

その間に番傘が開いたように見えるのが、これまたかわいいカサノリです。




160115食み跡3









160115アオヒトデ

海の草原にはアオヒトデもお目見え。
近くで見ると・・・ほぼエイリアン。






160115食み跡6

食み跡の中には、つい最近ジュゴンが食べたことを示す還元層の砂が露出したものもありました。







160115食み跡10









160115クロガシラウミヘビ

食み跡を撮影している目の前をクロガシラウミヘビが横切りました。
コブラ毒を有するウミヘビ類はあまり人を恐れないため、格好の観察対象になります。






160115食み跡7

これも奥まで続く長い食み跡です。







160115スイジガイ

食み跡を探して泳いでいると、スイジガイを見つけました。
スイジガイを見つけるとうれしくなり、つい拾い上げて眺めてしまいますが、
同じスイショウガのなかまのクモガイを見つけても、手が伸びないのはなぜでしょう。






160115食み跡13

本日は2時間ほど泳ぎ、150本以上の食み跡が確認できました。

この海域の海草藻場は、長年ジュゴンが継続して利用してきた重要な餌場です。
安定したこの海草藻場に手を加えることは、けしって許されるものではありません。

この海草藻場を改変することは、絶滅が危惧される日本のジュゴンを殲滅させる行為に他なりません。





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  1. 2016/01/16(土) 22:09:49|
  2. ジュゴンの食み跡
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