名護・自然観察日記

名護で出会った生きものを中心に紹介します。

名護岳の4月

180404ミサゴメス
                             2018年4月4日 ミサゴ メス
タカの調査はまだ続けているのですが、今年は4月前半でほぼ終了したようで、
その後はほとんど確認できていません。
それでも続けているのは、台湾ではまだアカハラダカが確認されているからです。





180413オオシマカクムネベニボタル
                                           2018年4月13日 オオシマカクムネベニボタル
山頂でも写真のオオシマカクムネベニボタルが何度か確認しましたが、
それも4月の前半までで、現在はオキナワルリチラシが多数飛び交っています。






180415ホトトギス
                                                   2018年4月15日 ホトトギス
毎年名護岳に飛来するホトトギスですが、写真に納めたのはこれが初めてです。







180418リュウキュウメジロ
                                               2018年4月18日 リュウキュウメジロ
リュウキュウメジロは巣作りの真っ最中で、巣材のススキを咥え忙しそうに飛び去りました。







180421アサギマダラ
                                                  2018年4月21日 アサギマダラ
今年の春は南風の日が少ないのですが、アサギマダラはしっかり渡っているようです。






180421コモウセンゴケ
                           2018年4月21日 コモウセンゴケ
コモウセンゴケも開花の時期を迎えました。






180421モモブトハナアブの仲間
                       2018年4月21日 モモブトハナアブの仲間







180423イボイモリ
                              2018年4月23日 イボイモリ
繁殖期を迎えたイボイモリが朝帰り。






180423イボイモリの卵
                                                 2018年4月23日 イボイモリの卵
落ち葉の下を見ると既に卵が産み落とされていました。







180423オキナワオオサワガニ
                                              2018年4月23日 オキナワオオサワガニ
オキナワオオサワガニ。写真をKさんに確認して頂きました。Kさんありがとうございます。
環境省 絶滅危惧Ⅱ類
沖縄県 絶滅危惧ⅠB類

こちらも朝帰りの途中の個体、甲幅はおよそ45mm。
10年くらい前にも夜確認したことがありますが、想定外の場所で遭遇したので、驚きました。


180423ヤエヤマネコノチチ
                         2018年4月23日 ヤエヤマネコノチチ
ヤエヤマネコノチチは沖縄県の天然記念物フタオチョウの幼虫の食草です。
フタオチョウの幼虫とは対面したことがないので、今年は是非見たいものです。





180423リュウキュウイチゴ
                                               2018年4月23日 リュウキュウイチゴ
今日は朝から歩きっぱなしで小腹も空いたので、鈴なりのリュウキュウイチゴをほおばりました。
味はイチゴというよりもミカンに近いような近くないような?





180423チョウセンアサガオ
                                               2018年4月23日 チョウセンアサガオ
ちょうどチョウセンアサガオが咲いていました。
この花を見るたびに田中一村の絵を思い出します。





180423イワサキカレハ幼虫
                        2018年4月23日 イワサキカレハの幼虫
俗にヤマンギと呼ばれるクヌギカレハの幼虫。
毒性が強く、沖縄では恐れられている毛虫です。





180423毛虫
                             2018年4月23日 不明の幼虫
種名がわかりませんが、この蛾の幼虫も毎年目にします。
見事なフサフサで、関心してしまいます。





180423マイマイガ幼虫
                                                2018年4月23日 マイマイガの幼虫
4月も後半に入り、山では幼虫が一気に増え始めました。
これらの幼虫は、これから繁殖期を迎える鳥たちの重要な餌食物にもなります。

リュウキュウアカショウビンは4月12日に初鳴きを確認しましたが、例年と比べるとまだ少な目です。
リュウキュウサンコウチョウに関しては確認すらしていません。

今年の春の気温は例年と比べ高いようですが、南寄りの風がなかなか吹かないためたか
夏鳥の飛来もまだまだ少ないようです。

石垣島ではリュウキュウアカショウビンが既に多数飛来しているようなので
沖縄島にもこれから多数飛来することを期待しています。





  1. 2018/04/23(月) 19:39:43|
  2. オキナワオオサワガニ
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2018年 名護岳 春期タカの渡り調査 その2

180325アトリ群れ
                                               2018年3月25日 アトリ400羽の群れ
今年の春は雨が少なく、調査が中止になる日は少ないものの、
風向きが南になる日も少ないためか、調査時間に比例した量のタカを確認した印象はありません。






180401サシバ1
                                                      2018年4月1日 サシバ
とは言うものの、例年300羽程度に止まるサシバは、既に540羽ほどカウントしています。






180401サシバ3
                                                      2018年4月1日 サシバ







180401サシバ4
                                                      2018年4月1日 サシバ








180402サシバ×ハシブトカラス1
                                      2018年4月2日 サシバを襲うリュウキュウハシブトガラス
サシバが山頂付近を通過する際、
留鳥のリュウキュウハシブトガラスのモビング(擬攻撃)を受けることもあります。






180402サシバ×ハシブトカラス2
                                      2018年4月2日 サシバを襲うリュウキュウハシブトガラス







180402サシバ×ハシブトカラス3
                                      2018年4月2日 サシバを襲うリュウキュウハシブトガラス
急な方向転換でカラスの攻撃をかわしたサシバ。






180402地付きツミ1
                                                       2018年4月2日 ツミ
この時期は、地付きツミのディスプレイフライトを見ることもできます。







180403サシバ
                                                      2018年4月3日 サシバ







180403ノスリ1
                                                      2018年4月3日 ノスリ
モビングをしているカラスを見ると、襲われていたのはノスリでした。






180403ノスリ2
                                                      2018年4月3日 ノスリ
この場所で春期にノスリを確認したのは初めてです。


2018年(Spring)春期 名護岳タカの渡り調査記録






  1. 2018/04/03(火) 14:57:51|
  2. ノスリ
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2018年 名護岳 春期タカの渡り調査 その1

180318ミサゴメス

今年も3月12日より、春期のタカの渡り調査を始めました。
12日から17日までは0羽でしたが、昨日18日からミサゴ、ハイタカ、サシバが渡り始め、
ツバメも54羽飛去しました。





180319サシバオス1

本日19日は、昨日あれほど見られたツバメが1羽も現れず、
今日はハズレかなと、いつものように期待せず空を眺めていると、
8時半を過ぎたあたりからサシバが渡り始めました。





180319サシバ4

それでも2羽、1羽と、群れと呼べる規模ではありませんでしたが、
春の渡りは秋の渡りと比べると、だいぶ小規模なので、
特に気にもとめず記録を続けました。





180319サシバ2









180319サシバ群れ1

ところが9時を過ぎたあたりから、群れと呼べる数のサシバが立て続けに現れ始めたのです。







180319サシバ群れ2

結局10時までに255羽が飛去し、
また今朝7時から8時までに名護岳の北側に位置する真喜屋から渡久地豊さんが観察した25羽の情報も加え、
トータル280羽を記録することができました。

ちなみに過去の春期(3月12日〜4月30日)の記録は以下の通りです。
2015年春期 336羽
2016年春期 186羽
2017年春期 335羽

つまり、毎年1ヶ月かかって記録する数を本日は一日で記録したことになります。

自然とは予想がつかないところが面白いと、改めて感じた観察となりました。
明日以降も期待せずに、観察を続けようと思います。



  1. 2018/03/19(月) 12:49:40|
  2. タカの渡り
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第2回ジュゴンに関する国際シンポジウムin鳥羽

180221ジュゴンシンポ42

2月22、23日と鳥羽水族館から招待を頂き、
「第2回ジュゴンに関する国際シンポジウムin鳥羽」に参加してきました。






180221ジュゴンシンポ7

オーストラリアからは、IUCNサイレニア・グループの議長であるヘレン・マーシュ教授をお招きし、
基調講演として、世界のジュゴンの包括的なお話を頂きました。

マーシュ教授は、気候変動などの科学的な課題だけでなく、貧困など社会的な問題にも取り組まなければ
100年以内にジュゴンは絶滅すると、警告しました。



180221ジュゴンシンポ8

基調講演の座長は粕谷俊雄先生。
お二方とも20年前から親しくして頂いている私の恩師です。






180221ジュゴンシンポ43

セッション1、2では、各国におけるジュゴンの現状と保護活動と題して、フィリピン、タイ、マレーシア、日本から報告。
私は日本のジュゴンを担当し「沖縄のジュゴン 沖縄貝塚時代から現在まで」と題し、沖縄のジュゴンの現状を報告しました。

マーシュ教授の基調講演を含め、全体的にはトレス海峡のジュゴン以外はあまり良いニュースは無い印象でした。

その後、セッション3では各国におけるジュゴンの研究報告。
市川光太郎さんのジュゴンの音響学的研究では、鳴音の調査からジュゴンが朝夕により活動的になると報告されましたが、
それに対して粕谷さんから、ジュゴンの日周活動は既に人間活動の影響を受けている可能性が指摘されました。

セッション4では鳥羽水族館におけるセレナに関する研究報告が行われました。


180221ジュゴンシンポ2

今回はもちろんジュゴン水槽のバックヤードも見学させて頂きました。

2011年2月に飼育記録31年目を迎えていたオスのジュゴンじゅんいちが死亡し
http://old.aquarium.co.jp/news/2011/jyunnitihuhou.html

その後鳥羽水族館から連絡が入り、メスのセレナも餌を食べなくなり、危険な状態なので海草を地下茎ごと送って欲しいと頼まれ、
沖縄の海草を送り、一命をとりとめたことがありました。

あの時ボウバアマモ送ってあげたのは私だよと、セレナに挨拶しました。


180221ジュゴンシンポ10

セレナのウンチも見せて頂きました。
沖縄でもフィールド調査時にジュゴンのものと思われるウンチを回収しているので、
海草の消化状態など同様のモノであることを確認しました。

なお現在鳥羽水族館では海草の他にロメインレタスを餌として使用しており
ロメインレタスを食べた後のウンチはバラバラになるそうです。


180221ジュゴンシンポ3

現在セレナの餌は、韓国産のアマモ、インドネシア産の複数の種類の海草
そして日本産のロメインレタスだそうです。
餌の調達先が複数あるのは、リスクを分散させるためです。

なおこの3種類の餌食物の中で野生のジュゴンが食べているものはインドネシア産の海草のみです。
アマモは温帯に生息し、ジュゴンは熱帯亜熱帯に生息しており、それぞれ生息域が異なるからです。


180221ジュゴンシンポ5

前回鳥羽水族館に訪れたのは23年前。その前年から沖縄に住みはじめ、細々とジュゴンの調査を行なっていたので
沖縄ではなかなか見られないジュゴンを目の前にし、水槽の前に釘付けになったのを今でもよく覚えています。






180221ジュゴンシンポ6

またセレナを見ていたら、彼女の本を2冊出版し、その後亡くなられた倉沢栄一さんのことを思い出しました。
・ジュゴンデータブック
・二十歳になったジュゴンのセレナ

ジュゴンデータブックを出版するため沖縄に訪れた倉沢さんをジュゴンの餌場に案内し、
その日はボロボロの我が家に泊まり、息子たちと遊び一緒に寝ていました。

ちなみにジュゴンデータブックの後ろの方に掲載されたジュゴン折り紙の折り手は
当時小学校2年生の私の息子でした、


180221ジュゴンシンポ27

話はそれてしまいましたが、シンポジウムの後は皆さんと共に食事をとり、
素敵な数日間を過ごさせて頂きました。

世界で唯一ジュゴンの長期飼育に成功している鳥羽水族館には、世界のジュゴンの広告塔になって頂き、
ここへこれば世界のジュゴンの現状がわかるような、ジュゴン情報センターの役割を担って頂きたいと思っています。

また同じフロアーには海草の水槽があるので、人間は海草藻場からいかに恩恵を受けているかなど、
さらなる展示の充実を行なって頂きたいと思っています。

最後にシンポジウムを主催して頂いた鳥羽水族館、三重大学大学院生物資源学研究科付属鯨類研究センター、
京都大学フィールド科学教育研究センターに、感謝を申し上げます。



  1. 2018/02/28(水) 12:00:00|
  2. ジュゴンの海
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サシバ放鳥

年末に保護したサシバが放鳥で来そうだと動物病院から連絡があり、
本日受け取って来ました。

12月27日のブログ
http://nagonoshizen.blog.fc2.com/blog-entry-162.html

12月のブログの写真の通り、胸に傷を負い、レントゲンで調べたところ傷は肺まで達し、
肺から出血もあり、一時は回復は無理ではないかと思われたそうですが、
個体自身に気力があり、ここまで回復できたようです。


180217サシバ放鳥2

ただ痛んでいた右脚は完治しておらず、止まり木には止まれるものの
歩くときは右脚を引きずるとのことでした。

実際に放鳥して見て、しっかり飛べないようだったら回収し、再び治療に戻すことも選択肢として残しておき、
保護した場所から近い場所で、カラスがいないのを確認し放鳥することにしました。

サシバを入れたダンボール箱を草むらに置き、蓋を開けた状態で自力で飛び立つのを待とうと思っていたら、
蓋を開けて10秒も経たないうちに森の中へ飛んで行き、写真は1枚も撮れずに、放鳥はあっけなく終わってしまいました。

カラスに見つからないうちに森の中へ隠れてくれたので、それが何よりと納得し、その場を後にしました。


180217サシバ放鳥3

それから4時間後、自宅で昼食を済ませたころ、息子が窓の外にサシバが来てるよと。
見ると不自由そうな脚と、胸に傷跡が確認でき、午前中に放鳥したサシバとわかりました。

我が家の脇には川が流れており、どうやらそこで水浴びを終え、羽を乾かしていたようです。




180217サシバ放鳥4

羽が乾かないうちに森の中へ移動しましたが、その後すぐにカラスが2羽やって来ました。
カラスはしばらくして飛んで行きましたが、弱ったサシバに気がついたようにも見えました。

動物病院の話では、飛翔訓練中にもカラスが襲いかかろうとすると言っていました。

弱った体でカラスから逃れ、不自由は脚で獲物を採らなければ生き残れないサシバ。
何とか生き延び、春には北へ渡ってくれることを祈ってます。




  1. 2018/02/17(土) 18:19:05|
  2. サシバ
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プロフィール

細川太郎

Author:細川太郎
名護に住み、身近な自然のすばらしさに日々感謝しています。宝物は意外と自分の足下にあるものです。

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